TAMIYA NS500 '84 掲載開始:2013/5/21
発売予定 6月22日頃 定価3,675円(本体価格3,500円)
1.NS500‘84を製作します タミヤさんから、NSR500‘84に続き発売されるNS500‘84を製作します。 送られてきたパーツを見て、じぇ!じぇ!じぇ!パーツ多っ!!と思ったのですが、NSR500のパーツも同封されていておりました。 タミヤさんからの要望で、作例のひとつとしてNSR500 '84のパーツを一部使用した物を製作してみてくださいとの事でした。 当然、そのままでもちゃんと製作できます。 それでは、暑さに負けずに製作に取り掛かりたいと思います。 |
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2.パーツの選別 NSR500から使用できるパーツを選別します。 使用できそうなのはフロントまわりのパーツで、フロントフォークはNSR500用の ディテールアップパーツを使用します。 |
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3.カウルを真っ二つ!! カウルはアッパーカウルとサイドアンダーカウルが一体で構成されています。 塗装とかデカールの貼り付けは、この方が具合が良いとおもいますが、フレームに取り付ける時は、力技で嵌め込むようになっており、最後の最後でバッキ!!となるのが嫌だったので、アッパーとアンダーを切り離しました。 何とかなると思いますが・・・ |
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4.シートカウル シートカウルは3つのパーツで構成されています。 サイレンサーが出る2つの穴は、パーツを接着しただけでは綺麗な長円形になりませんので、パテを盛って整形する必要があります。 カウル上面と両側面にあるスリットは、Pカッターなどで削ると簡単に開口できます。自己満足の世界ですが・・・ |
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5.どうでもいいですけど パーツのタンクはツルンとしてますが、実車のタンクの下面は一段絞り込んであるので、タンクパーツの下面に沿って筋彫りを入れ、彫刻刀でホジホジし段差を付けてみました。言われな分からんけど、ここも自己満足の世界です。 |
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6.カウル類の塗装 カウル類は、まずクレオスのクルーホワイトを吹きつけます。 その後、キットに付属しているマスキングシートを切り出し、指定の箇所に貼り付けます。白色を残す部分はマスキングテープでマスキングします。 マスキングが完了すれば赤を塗装します。指定ではタミヤスプレーのイタリアンレッドとなっています。作例ではクレオスのハーマンレッドを使用しています。 塗装が終わればマスキングテープとシートを剥がします。色の境界部分はサンドペーパーでこそいで段差をなくしておきます。決してペーパーでゴシゴシ削ってはいけませんよ。 |
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7.デカールの貼り付け デカールはカルトグラフ製で問題なく貼れます。ドライヤーで暖めればマークソフターも必要ありません。 まず、基本マーキングのデカールを貼ります。ブルーの部分は全てデカールで処理します。サイズもピッタリなので位置合わせも簡単におこなえます。 アッパーカウルのゼッケンサークルは真ん中で重なる箇所がありますが、その上に数字が貼られるので、重なりはあまり目立たなくなります。 その後、スポンサーのデカールを貼ります。 タミヤさんがキットと一緒に付けてくれた資料写真の仕様にしようとすると、KEIHINとOKIのデカールがキットに付属するものと異なるので、デカールを作成しました。 このデカールも、おまけセットには入れられると思います。 |
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8.エンジンの組み立て
古い金型のためか、クランクケースとシリンダーの建て付けがあまり良くありません。
クランクケース側にあるシリンダーを接着するためのダボ(斜線部分)を削り取り、段差をヤスリで均しクランクケース上面を平らにします。 |
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9.スイングアームの加工
スイングアームは、右側のアームに穴の開いている物と、穴の無い2種類のタイプが存在します。
今回はタミヤさんの指定で穴開きタイプで作成します。1.2ミリのピンバイスで穴を開け、穴の周囲にタミヤの光硬化パテを盛り、硬化すればヤスリで少し削り段差を付けておきます。 穴は貫通していないようなので裏からプラ板で塞いでおきます。 |
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10.ハンドルとキャブレターの加工
ハンドルバーはNSR500のパーツを流用します。ただし、NRはスロットルケーブルが3本なので、NSRのハンドルバーはそのまま使用できないため、スロットル基部のみNRの物を切り取りNSRのハンドルバーに移し変えます。
キャブレターには、NSR500用のデティールアップパーツに付属しているファンネルカバーを付けるので、キャブレターパーツにモールドされているファンネルカバー部分を削り取り少し掘り込んでおきます。 |
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11.ステアリングパーツの加工
フロント回りにはNSR500のパーツを使用するので、フレームおよびステアリングアンダーステムを加工する必要があります。
フレーム側は、ステアリングアンダーステムの差し込み穴(写真の赤丸の部分)を2.5ミリのピンバイスで穴を大きくしておきます。 ステアリングアンダーステム(写真の青丸の部分)のシャフト部分をフレームの穴に差し込めるように削っておきます。 |
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12.ステアリングダンパーの加工
NSにはステアリングダンパーのパーツは入っていませんので、NSR500のステアリングダンパーのパーツを流用します。
ダンパーを取り付けるには、フレーム側にダンパーを取り付けるための加工が必要となります。 写真の赤丸で囲った所のプラスチック片を接着し1ミリの穴を開けておきます。 |
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13.ペダルの加工
ペダルも少し加工すればNSR500用の物が流用できます。
NSR500のシフトペダルの下側に出ている三角形のステー(写真の赤丸部分)の高さを少し低くします。 シフトペダル、ブレークペダルともフレームに取り付けるために、1ミリの金属の棒を差し込んでおきます。 写真の手前がNR、後ろがNSRのペダル(加工後)です。 |
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14.パーツの塗装
接着して塗装できるものは全て接着してから塗装します。(別にバラバラでも結構ですが・・・各自のお好みの方法で!)後は組み立てるだけです。
思ったよりパーツは少なめです。 |
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15.組み立て
フロント回り以外は、ほぼ素組に近い状態ですが、特に手を加えた部分を以下に書き
出します。
・サイレンサーはシルバーで塗装後に筒の部分にメタルック(のり付きアルミ箔)を貼り付け。 ・フロントフォークインナーチューブにメタルックを貼り付け
・ホースバンドなどをメタルックで表現
・ケーブル類は手芸用のゴムひも(0.5/0.3ミリ)を使用
・ブレーキホースは細いビニールチューブを加工
・スクリーンはアツシバシブランドのバキュームパーツを使用
今回、生まれて初めてNS500を作成しましたが、ベースとなっているキットは古い物ですが、まったく古さを感じさせない、非常に作り易い良いキットだと思います。
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完成品ギャラリーはこちらから |
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TAMIYA NS500'84 オリジナルおまけセット | |
TAMIYA NS500 '84 プラモデル | |
補足デカール(不足しているもの) | |
(当初告知の「アツシバシブランド製スクリーン」は諸般の事情によりセットには入りません。ご了承ください。) | |
上記2点で定価3,675円(本体価格3,500円) | |