TAMIYA La Ferrari  掲載開始:2013/11/22

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1.製作開始

タミヤの新製品、1/24スポーツカーシリーズbR33のLaFerrariを製作します。
箱は結構なボリュームが有りますが、開けてビックリ!思っていたよりパーツが少ない!!ランナー枠が一枚足らんのかと思ってしまいました。
モノコックフレームは、サブフレームやサスペンションアーム類まで巧みにパーツが一体化されています。他のパーツでも可能な限り一体化されており、パーツ数が抑えられています。
が、少ないパーツながら左右ドア、リアカウルとも開閉可能な構成となっています。
キットには、デカール、開口部用のメッシュ、インレットマークそしてウィンドウ用のマスキングシートが付属しています。
ディテールアップパーツとして、エッチングパーツセットとカーボンデカールセットが用意されています。作例では両セットを使用して製作します。
2.ボディーの製作

ドアとリアカウルには、エアインテークやエアアウトレットがあり、一体では成型できないため、いくつかのパーツで組上げることになりますが、どうしてもボディー表面に接着した痕が残るので、処理する必要があります。
通常なら、パテ→サーフェイサーで処理するのですが、接着痕のキズも深くないので、タミヤのビン入りホワイトサーフェイサーを使用しキズを修復しました。
3、ボディーの塗装、デカール貼り

ドアとリアカウルの処理が完了すれば、他の外装パーツと共に塗装処理に移ります。
このキットは、設計段階で0.2ミリほどの塗装しろが取ってあるそうで、普通にサーフェイサー→本塗装→クリア塗装をおこなっても、組立てやカウルの開閉などに問題は出ないそうです。
が、今回はサフレスで進めます。
下地塗装はフィニッシャーズのファンデーションホワイトを、本塗装にはタミヤのピュアレッドを塗装しました。
ルーフはグロスブラックが指定されており、ドアのルーフ部分のみ塗り分ける必要があります。フィニッシャーズのピュアブラックを使用しました。
塗装が乾燥すればデカールを貼ります。デカールはエンブレムを3ヶ所に貼るだけです。
その後、1日乾燥させクリア塗装をおこないます。クリアはフィニッシャーズのオートクリアを、サッ、サッ、サ〜ッと3回ほど塗装し乾燥させます。
なお、サーフェイサーを使用する場合は、タミヤのファインサーフェイサーのピンクがお勧めです。
4.カーボンデカール貼り

ディテールアップパーツで用意されているカーボンデカールセットを使用します。
デカールは、コクピット内部、モノコック周囲、エアボックス、アンダーパネルの見える部分に貼り付けます。
組立て説明書どおりに作業を進めながらデカールを貼っても良いのですが、面倒くさそうなので、デカールを貼る必要のあるパーツを一気に処理しました。
デカールを貼るパーツにはセミグロスブラックを塗装するよう指定されていますが、ピュアブラックを塗装してデカールを貼った方が貼り易くなります。どうしても馴染まない部分には、タミヤのマークフィット(ストロング)を使用します。付属の刷毛では 付け過ぎることがあるので、面相筆で必要な箇所だけに塗ってください。
デカールが乾燥すれば、セミグロスクリアーを吹き付けて仕上げます。
5.中身の組立て

モノコック、エンジン、室内、足回りのパーツは組立て説明書の指定に従い塗装します。
塗装が乾燥すれば、パーツを組立てていきますが、何のストレスもなく、パーツは指示された位置に収まり、あっという間に出来上がっていしまいます。
6.フロントウィンドウの取り付け

フロントウィンドウは、上部と下部にそれぞれ2つのツメがありはめ込み式になっています。
塗装によりはめ込む穴が小さくなっているので調整する必要がありますが、接着剤を使用しなくて良いので、接着剤がはみ出してしまう心配もなく綺麗に仕上げられます。
7.ドアの取り付け

このキットの最大の難点です。
ドアを開けた時にボディに固定するためのパーツ(D18、D19)のツメの間隔が塗装で厚くなっているので、削って対応するのですが、削り過ぎると、ドアの重みで固定できなくなってしまいます。
また、削り方が足らない場合は、固定する時にツメが華奢なため折れる恐れがあります。
ここは強度を優先してもう少し丈夫なパーツにした方が良かったのではと思います。
8.ウインカーの取り付け

ドアの側面にウインカーを取り付ける指示になっていますが、このパーツが凄く小さくて私の使用している安物のピンセットでは「どこかに飛ばしてしまうで!」と思っていたのですが、期待通りに何処かに飛んで行ってしまいました。もう少し根元の足の部分を長くするか、予備のパーツが入っていれば良いのですが・・・
9.完成

カウルのクリア塗装が乾燥すれば、1200番のサンドペーパーで水研ぎし、タミヤのコンパウンド細目→仕上げ目で磨き、最後にモデリングワックスで仕上げるとピカピカに なります。
後は、モノコックにカウルを取り付けていきます。ボディパーツはドア、リアカウルが開閉するするにも関わらず、まるで一体ボディのようにピタリと収まります。
マスターワークでの展開を考えていはるのか、パーツの一体化、組み付け易さは素晴らしいと思います。
最後に、このキット仮組みは不要です!!



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