Studio27 184T LATE VERSION1984 掲載開始:2012/3/25 完成品掲載日:2012/05/20
1.ウイングの組み立て 仮組みをして、全体の修正箇所を確認するために、いきなりウイングを組み立てます。 ウイングを車体に取り付けるためのダボは、短く頼りないため、フロントメインウイングとリアウイングステーに1.5mmの洋白棒を半田付けします。 リアウイングステーの断面が長方形になっているので、翼断面になるように整形します。 リアメインウイングとウイングステーにも、洋白棒を貫通させガッチリ半田付けします。 あとは翼端版を、水平と垂直を確認しながら半田付けしていきます。 |
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2.仮組み ウイングの半田付けができれば、とりあえずキットをそのまま仮組みします。 車高がエライ事になってます。フロント部で5.5mm、リア部分で4mmほどあります。 大掛かりな加工は避けたいので、最小限の加工で車高を下げたいと思います。 最小限の加工なので、効果も最小限ですが、最低でも前部と後部の車高は揃えておく必要があります。 |
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3.車高の調整 フロント部の車高は、フロントサスペンションロアアームの車体側取り付け部の溝を1.5 mmほど掘り下げます。(写真の赤丸の部分)厳密にはアッパーアームの取り付け部分も全体に上に移動させる必要があるのですが、今回は知らんふりしときます。 |
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リア部は、リアサスペンションアッパーアームが通るリアカウル部分(写真の赤丸の部分)を薄く削ってアッパーアームとカウルが干渉しないようにしておきます。 | |
その後、リアアップライトのアッパーアーム取り付け部分(写真赤丸の部分)を1mmほど削ります。 | |
4.こんなもんかなぁ〜 車高を落とす加工が終われば仮組みしてみます。 固定用のネジの締め方で(こんな力技は使いたくありませんが・・・)、車高は何とか 前部、後部とも、3mm程に収まりました。大事なのは前後とも同じ高さに収める事が優先されます。 |
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5.ブレーキダクトの移動 最初の仮組みで、翼端版とブレーキダクトが干渉します。また、資料を確認すると、ブレーキダクトは翼端版の外側に顔を出していたので、ブレーキダクトを移動させます。 一旦、ブレーキダクトをアップライトから切り離し、後付けできるように0.8mm程の洋白線を差し込んでおきます。アップライト側には取り付けようの穴を開けておきます。 |
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6.何グランプリ仕様? キットは、後期型とはなっていますが、どこのグランプリ仕様かは特定できません。 少ない資料からダラスGPのようですが、ラジエターインテイク上の二重まぶたの部分の鮮明な画像が無く、追加パーツを乗せるだけでは、あまりにも取って付けたようなので、割と鮮明な資料があるブリティッシュGP仕様で組み立てることにしました。 ブリティッシュGP仕様は、ラジエターインテイクが一重まぶたで、スッキリしています。 キットのラジエターインテイクの上部を切り取り、そこに二重まぶた用の追加パーツを接着し、パテで整形すれば簡単にナンチャッテ?ブリティッシュGP仕様が作成できます。 訳の分からん二重まぶた仕様も、モッサリしててカッコええんやけどなぁ〜 |
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7.塗装・デカール貼りと研ぎ出し 仮組みで、各部の調整が終わればカウルの塗装をおこないます。 下塗りには、クレオスのクールホワイトを使用し、ムラ無くカウルを真っ白にします。 その後、緑をフィニッシャーズのフォーミュラグリーン、赤をピュアレッドを使用し塗り分けます。サイドカウルのダクト内側の部分は色が届きにくく、塗膜がガサガサになり易いので注意してください。塗装が終わり必要があればタッチアップしておきます。 塗装が乾燥すれば、デカールを貼っていきますが、ひと通り貼り終えてから、修正デカールがスタジオ27さんから出されいてことが発覚!デカールの発送を依頼しました。 デカールが届くまでの間に、他のパーツの塗装やコクピットの組み立てなどをおこなっておきます。 待ちに待ったデカールが届いたのですが、静岡ホビーショーまで4日!!ヤバイデカールはロゴマークのサイズや、書体の変更などの修正がされていました。 修正デカールを貼り乾燥すれば、フィニッシャーズのオートクリアを塗装します。 クリアは、サッ・シュ・シュー・ドッバと4回で吹ききります。 一晩自然乾燥させ、1200番のサンドペーパーで水研ぎし研ぎ出しをおこないます。クリアはまだ生乾きなので慎重におこないます。 その後、コンパウンド(今回はハセガワのセラミックコンパウンドを使用)で磨き上げます。 最後に、カウル裏側をフラットブラックで塗装しておきます。 |
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8.最終組み立て カウルの裏側の塗装が乾燥すれば、ラジエター、コクピット、リアセクション、フロントセクション、フロントウィングを組み付けます。接着にはエポキシ接着剤を使用します。 カウル内に付ける全てのパーツが接着できれば、フロアパネルをネジ止めします。このとき、フロアパネルには固定するための穴を開けておきます。 最終組み立ては、ディスプレイケースの台に固定しておこないます。 台とフロアパネルの間には、3mmのスペーサー(ワッシャーなど)を入れてネジで固定します。 台に固定できれば、タイヤを取り付けます。タイヤは金属のブロックを使用して、向きや左右のバランスに注意し固定します。 タイヤがしっかり接着できれば、フロントスクリーン、ミラーやエッチングパーツを接着していきます。 小物パーツの接着が終われば、最後にリアウィングを接着します。固定する時は、やはり金属のブロックを使用し、垂直、水平、前後左右のバランスに注意し固定します。 最後の方は、時間的に余裕が無く、仮組みから一気に完成してしまいましたが、もし、次回の機会がありましたら、もう少し詳しく説明させていただきます。 |
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