Garage/24 P4/5 COMPETIZIONE 2011 24h Nuruburugring 掲載開始:2012/01/16  完成品掲載日:2012/12/21


ご無沙汰です!
今回は、当店が原型を担当したP4/5Cを製作します。
内容はCGMモデルなんですが、今回うちのキットとしては初めての試みで、モデルファクトリーヒロ製のホワイトメタルパーツをセットしました!
言うまでもないですが、素晴らしいです!

まずは仮組みからです。
ねじ止め作業をします。仮組みといってもパーツ点数も少ないので簡単に進みます。
ただ、リヤ周りのエッチングは念入りに合わせてください。

離型剤を落として、あらめのやすりで磨いていきます。
筋彫りもして、サーフェイサーを吹きます。

乾燥中に、エッチングを組み立てます。
写真はデフィユーザーとリヤウィングです。
半田付けの練習が出来るような単純な作業です。
ただし、メインウィングは折り返すように指示がありますが切り離して2枚貼り合わせのほうがよいと思われます。
エッチングの幅が厚いので、折り返すと隙間が空きます。

ワンポイントアドバイス!半田付けが終わってやすりがけした後は水でかすを洗い流して、フラックスクリーナー(さび止め)をかけておきます。
うちはサンハヤトを使ってます。これいいよ!

これやらないと塗料の下から必ずさびてきます。


気泡処理です。
ピンバイスで気泡をあける、なんて聞きますがそんなのはナンセンス!
どうせパテで埋めるんだからナイフでがりがりほじくっていきます。
早く済むし、パテが入りやすく、あとで磨くと穴がまたでてきた〜なんてことはなくなります!

リアルブラックを塗装しました!
だんだん形が見えてきました!
滅茶苦茶苦労したボディーフォルム、複雑怪奇なルーバー、かっこいいっ!
このバックミラー変でしょう?

さあ、せっかくなんで前面にスタジオ27のカーボンデカールあや織りSSを根気よくはっていきます!

エクセレント!
このままの仕様でもいけるぐらいかっこいいです!
カーボンデカールを貼るときのコツは決して1枚大きなシートで貼ろうと思わないことです。
貼りにくいところは小さく切ってパターンをなるべく合わせて貼って行きます。それでも汚くなったりしわになったり、パターンがあまりにも合わなかったりしたら、クリアーを吹いて、その上からスモークをかるく吹きましょう!
うまくごまかせますよ。

そしてデカールを貼ります。
プリンターデカールですが、フロントフェンダー以外はなんなく貼れます。
フロントフェンダーもゆっくりとデカールフィットなどを使って暖めながら貼っていくと、うまくいきます。
ある程度のところで、モールドに切り込みを入れておきます。
そうするとうまく空気が抜けてデカールがなじみやすくなります。

ドアの部分のデカールもある程度なじませてから、しわになりそうな部分にカッターで切り込みを入れておきます。
それから再度デカールフィットなどでなじませていくと貼りやすいでしょう。

ただ、これってプリンターデカールだからってことではないんですけどね、どんなでカールでも一緒です。

もし、プリンターデカールが不安であれば、台紙から切り取って水につける前に、全面にクリアーを吹いておくと保護になり、めくれにくくなります。
まあ、あまりソフターでぐちゃぐちゃやってるとシルクでもインクがはげてしまいますけど。

貼り終わったら、クリアーを吹きます。
あれっ?つや消しボディーなのになんで?と思うなかれ。
きれいなつや消しにするにはまず研ぎ出しをした後半つやクリアーを吹きます。
すごくよくなります。
半つやクリアーは、タミヤのセミグロスクリヤーの缶スプレーです。

それと写真のようにカーボンデカールのつぎはぎのところの段差を消す意味もあります。

クリアーの乾燥中に他のパーツを仕上げていきます。
スクリーンはマスキングシートを使って裏側から黒を塗ります。
マスキングシートには最初にセロテープを貼っておきます。
その上からマスキングテープを貼るとラインが見えやすいですよ。

内装パーツや外装パーツも仕上げます。
特に何もありません。
ホイールはMFH製です、素晴らしい出来ですね!

リヤグリルを仕上げます。
ボディーにあわせ軽く曲げておきます。
あとは、黒を吹いてデカールを貼って仕上げです。
マフラーやテールライトはせっかくMFH製のメタルパーツなので、磨いて仕上げます。
その上から直接、塗装するといい感じです。
マフラーもせっかくなんで、焼いときます。

フロント下回りにもカーボンを貼ってラジエターのエッチングを貼って行きます。
バックミラーにも貼ります。
これも少しスモークを噴いておくと継ぎ目が目立たなくなります。
ちなみにうちのは吹いてません。

あと、エッチングにカーボンを貼らなければいけないところは、ハセガワのカーボンフィニッシュを貼ります。
かなりリアルな仕上がりです。
とくに小さいフィンなんかはデカールを貼るより断然楽です。

クリアー乾燥しました!?はやすぎ?

組み立てていきます。
ディティールアップにさかつうのロストワックスブラック仕上げシングルワイパー、フェラーリ汎用キャップを使います。

今回はカーボンを貼りましたが、別に塗装でも十分です。
短い時間で、完成できる良いキットだと思います。

ぜひあなたのフェラーリコレクションに加えてください!



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